コンタクト(1997)
コンタクト見ました。
なんか今まで見てきた映画の中でもかなり好きな映画だなぁと思います。
結論、映画を観る前と後では、考え方が変わったり、気持ちが前向きになれる、とか、映画を見ることもコンタクトの瞬間だったと思います。
映画を見る前は、宇宙人と人類のファーストコンタクトの映画なのかなぁ。と思ったんですが、もっと身近にある出会いを大切にしようと思うような映画でした。
*ネタバレ注意
人と人は何か私必ずお別れがあって、
ジョディ・フォスターが演じていた主人公が少女の時に思い描いていた夢。望遠鏡を使って空を眺めていた。遠くの人と通信してたんですね。
遠い国の人と会話する。少女はあの幼い時に母親なくしていて。その母親とコンタクトしたい。
もう一度会いたいっていう、思いがあったというのが、映画の中で語られていました。
死んだ人が星になるとか、言われたりしますけど。
この映画の中では、少女は宇宙とコンタクト取ることで、死者ともう一度再会をしたいな、と思っていました。
最終的にそれが、宇宙人(というか実態を持った宇宙人ではなく、思念体の形)で登場するんですが、
多くの物語の中では実態を持って描かれることも多いですが、信仰も同じですね。
神は存在しないって言う定義ではなく、
宇宙人も神も存在しないと証明することができない。人間の中の精神も、宇宙と同じように広大なものであると、そこで何かを発見できるか、人間自身の探究心や行動力。挑戦する勇気があって発見することができること。両方に共通する要素ですね。
電波の発信をキャッチ、→主人公は送られてきた電波から宇宙船も作って宇宙人に会いに行く。
って言うストーリーを描いているんだけど、
(ウラシマ効果もミスリードとして出てくる、そこからの。)ワームホールの移動を精神の移動や、宇宙人をちゃんと出していたことは良かった。
18時間の経過はきちんと回収して主人公が経験した事が妄想や幻覚で無いと証明されたことや、最後一歩前に進んだ主人公が見れたことも、
結局は宇宙人は何も解決したり、与えてはくれなかったけれど。解決するのは自分の中にある。感じた事が本当の事なんだ。それって宗教でも科学でも同じだよ、少し不完全な気もするけど、
実際、この物語では神は不在だったと宇宙人によって語られていました。監視とか操作と言うよりは、人類や他の生命体のことを見守ってくれているようですね。宗教のSF的解釈のようにも思えて面白いです。