雑記(エヴァについて)
今まで、なんとなく忌避していたTV版の新世紀エヴァンゲリオンを視聴して一日経つ。なんとなく思ったことを記してみる。なぜ避けていたかと言うと、作中後半の鬱ぽい空気が今の自分にとって危険だなと感じたからである。
まずエヴァンゲリオンとは何なのだろうか、エヴァンゲリオンとは人造人間である。使徒を模倣して作られた、人間のような人間でないもの。その中には操縦者の母親が、取り込まれていると言うような説明があった気がする、だが実際のところはよくわかってない。というかそもそも、使徒とは何なのか。物語の軸の1つに人類補完計画が挙げられるが、この計画の要がエヴァなのだと言う。クローンを作っていることでわかるとおり、科学の進歩は果てしなく、我々の世界とは違うのだろう。
エヴァの中でSF的なロマンを感じた設定としてMAGIシステムを上げる、これは生体コンピュータに人間の思考をそのままコピーしてAIとしている。要はAIの精度が現実世界と比べて超高度に進歩していることがわかる。なんでも、政治をAIの決定により行うことができるほどだ。
物語前半では作戦行動の決定をMAGIに頼っていた。人間が作戦立案してマギによる判断をすることで、作戦成功の説得力が生まれる、それがどんなに突拍子も無い作戦でも。だが後半になるとマギはほとんど役に立っていなかったように思う。
使徒がマギの中に侵食してくる話があったが、これもなかなかロマンのある設定だなと思った。この話で出てくる使徒は、原始生物のような微生物型なのだが、生体コンピューターと化して凄まじい進化を繰り返しながら基地をハッキングし自爆させようと試みた。そして進化の最終地点は自滅。
自分でまだ疑問に思っている事は、エヴァにはAIが積まれていると作中語られていたように思うが、どこで出てきたのか覚えていない。
またエヴァ初号機にコアが存在していたこと。ゼルエルと戦ったときにはすでについていた、デュラックの海を脱出したときに電源がない状態起動していたことからエスツー機関が内蔵されていたとも、実はエヴァはリリスのコピーではないとかどこかで見た。
SF考察は一旦置いておいて、
実際見てみて、やはり危険だなと感じた。作中後半のアスカのヒステリーとか、なんか今の自分に当てはまるようなところもあり、追い詰められて精神崩壊を起こしてしまうような。見ていてきつい部分が結構あった。
作中の人物が次々と死んでいく、25話、26話のよくわからない話の流れとか、先にエアを見ていたので何となく理解できた部分もあるが。
最終話はシンジが報われて終わったかのような終わり方だった。これを初回で見て理解できたやつはいるのだろうか。
◎他作品を見ながら考察していきたいと思います。